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トリプルガラス窓の時代が来る!? らくらすほーむブログ
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投稿日:2022.02.25 一覧に戻る

政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。

これに伴い、住宅の脱炭素化に向けた取り組みとして、省エネ性能でZEH水準を上回る等級を創設するとの発表が昨年末にありました。

これまで断熱性能等級は、省エネ基準レベルの等級4までしか設定されていませんでした。

今回、新たにZEH水準相当の等級5の設定に加え、等級6、等級7の創設に向けて検討が開始されました。

冷暖房にかかる一次エネルギー消費量を省エネ基準から等級6で約30%、等級7では約40%削減を目安に設定されています。

広島市で省エネ基準レベルの断熱等級4となると、壁面においては、外壁は充填断熱(高性能グラスウール100mmなど)、窓はアルミ樹脂複合サッシのLow-Eペアガラスが標準的な仕様になります。

これが断熱等級6になると、外壁の付加断熱(充填断熱+外張り断熱など)、窓は樹脂サッシのLow-Eペアガラスが最低限。

断熱等級7ともなると、ガラスはトリプルガラスが必須となりますね。

これに対応するため業界の動きも活発になっています。

LIXILでは、

トリプルガラス対応の新サッシ「TW」

トリプルガラス対応リフォーム用サッシ「リプラス 高断熱汎用枠」

を今年になり新発売しています。

家の断熱性能を向上させるうえで一番の弱点となるのは窓。最も熱の出入りが多いところです。

冬の場合、約60%の熱が窓から逃げているというデータもあります。

窓の近くに行くと、「さむっ!」てこと、よくありますよね。

窓の断熱性能を上げることが高断熱化には重要です。

断熱リフォームにおいても、まずは窓の性能アップを検討することをおすすめします。

ガラスの交換、内窓取付け、カバー工法によるサッシの取り替えなどであれば、解体もいらず、工事も1日で終わるので取っつきやすいですね

では、トリプルガラスサッシの性能、価格はどうなの?

これ、一番気になるところですよね。

ダブルLow-Eトリプルガラスの樹脂サッシ(アルゴンガス封入)と、

Low-Eペアガラスのアルミ樹脂複合サッシ(乾燥空気封入)を比べると、

・断熱性能で約1.8倍(単板ガラスのアルミサッシと比べると約4倍)

 ※「ガラスと建具の組み合わせ」による開口部の熱貫流率 による

・価格は1.5~2倍程度

といったところが目安でしょうか。

広島のような比較的温暖な地域で、一般住宅に普及とは暫くなりそうにはありませんが、トリプルガラス窓が当たり前の時代がそのうち来るのでしょうか?

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