

こんにちは、園尾です。
今回は、広島市の介護保険の住宅改修費支給と、高齢者等住宅改修費補助を利用したトイレリフォーム事例です。
この制度の概要は、
要介護または要支援認定を受けている方で、身体・住宅の状況により必要と認められる住宅の改修に対して必要な費用を広島市が補助する制度です。
条件・補助額など、詳しくは下記の広島市のホームページのリンクからご確認できます。
らくらすホームには、私も含め増改築相談員の登録者が2人いますので申請業務・手続きは安心してお任せ下さい!
まずは、状況の聞き取りと確認。そして、身体状況に合わせた工事内容のご提案、現況写真の撮影、申請書類・見積書の作成といった流れになります。
ご依頼者様は左目を失明されており、移動に不安をお持ちでした。
夜間にトイレに行くことが多いため、段差が大きく、器部分が小さく低い兼用和式トイレは心身ともに負担でした。
極力、自立行動で安心してトイレに行けるようにすることが今回のテーマです。
まずは問題点の洗い出しから。
・入口の引き戸は作動が重く、船底型の引手では力が入らず開け閉めしにくい
・トイレと廊下の危険な18cmの段差
・冷たく、滑りやすいタイル床
・狭いトイレ内での体の移動
・排泄時の負担が大きい和式便器
ケアマネージャーさんとも相談の上、改修プランを立てた結果、
対象となる工事は、
・洋式便器等への便器の取替え
・手すりの取付け
・段差の解消
・滑り防止のための床材の変更 (タイルからクッションフロアへ変更)
・扉の取替え (バー取手付きの引き戸への交換)
となりました。
現況写真
役所への書類提出、審査、承認を経て、工事着工となります。
まずは、解体工事から。
便器と床を解体し、給水・排水の配管工事を行います。
続いて床下地の工事。
床組をした上に構造用合板を貼り、
さらにもう一枚!
下地合板を貼って2重貼りの丈夫な床下地が出来ました。
手すり取付け箇所はしっかりと下地補強!
タイル貼りだった腰壁にはお手入れラクラクなサニタリーパネルで仕上げます。
クッションフロア、壁紙を貼り、便器を取り付けて完成です。
手すりもガッチリと取り付いています。
入口ドアは大きなバー取手タイプに、敷居レールも取り替えてスムーズに開け閉めできるようになりました。
工事完了写真
申請通り工事が出来ていることが確認できるように報告写真を撮影し工事完了です。
その他の介護住宅改修では、
外構アプローチ、玄関周り、階段への手すり工事といったご依頼をよくいただきます。
システムバスへの浴室リフォームも多くの場合が対象となりますよ。
気になることありましたら、安心してご相談下さいね。