

こんにちは、園尾です。
今日は、私たち建築の仕事には欠かせない、ビス(ネジ)のことについて、少し掘り下げてお話したいと思います。
これ、私のビス箱です。
長さ、太さ、形状、材質などなど用途に合わせて使い分けています。
一番良く使うビスは・・・
コーススレッドと呼ばれるビスです。
主に木材の接合に使います。
それでは、
この違いわかりますか?
ねじ山が最後まで切ってあるのと、途中で終わっているのとの違いです。
左が全ネジ、右が半ネジ。
木材同士をピッタリ引っ付けたいときは半ネジを使用します。
こんな感じです。
これが全ネジだと・・・
こうなってしまいました⤵
続いて、木材の造作でよく使うビスがこちら
スリムビス(細ビス)といわれるものです。
コーススレッドとよく似ていますが、径が細く、先端がより尖がっているので木が割れにくくなっています。
また、頭の裏部分がギザギザになっていて、これで木を削って頭の部分を木に埋め込ませます。
コーススレッドで締めると・・・
木が割れちゃいました⤵
スリムビスだと・・・
割れません!
化粧材や端部の接合などに便利です。
ドライバー頭の部分が十文字でなく、四角いものもあります。
このタイプは比較的太くて長いビスで強度が必要なところに使われています。
トルクがかかってもビス頭がつぶれにくいのが特徴、専用のドライバービットが必要です。
ウッドデッキや住宅の耐震補強金物などに使われています。
アルミ材の接合によく使うのが・・・
テクスビス(ドリルねじ)です。
先端がキリのような形状になっていて、下穴を開けなくても自らアルミを削ってあなを開けて締め付けてくれます。
こんな感じです。下穴を開けなくていいので効率よくビス止めできますので便利です。
建築でよく使うビスをザックリと紹介しました。
今回紹介したビスはホームセンターで入手できますので、DIYにも役立つと思います。
用途によって長さ、太さ、形状、材質など使い分けましょう。
良かったら参考にしてみて下さいね。