

「こどもみらい住宅支援事業」ってご存じですか?
これは、2050年のカーボンニュートラル実現と子育て世帯支援を目的とした、令和3年度の補正予算として542億円が計上された政府の目玉政策です。
こちらの交付申請がいよいよ3月末より始まります。
簡単にいうと、名前は色々変わりましたが過去に何度か実施された、総じて「住宅エコポイント」と言われている制度の最新版になります。
これ、ちょっと解りづらいですよね・・・。
制度の名前から、
「子育て世代のための事業でしょ」
と勘違いしてしまいそうですが、リフォームに関しては世帯・年齢制限なしとなっており、どなたでも対象となります。
そして今回の制度の大きな変更点として、従来はポイントでの還付となっていましたが、今回は補助金(現金)となっていることが挙げられます。
従来は、決まったカタログの中から商品を選ぶ方式でしたので、
「好みのものがない」
「これほしいけどポイントが足りない・・・」
なんてことがありましたけど、今回は現金なので好きなことに使えるのがうれしいですね。とりあえず貯金というのもありです。
補助金額は、工事内容・対象製品によって決まっており、リフォームの場合、原則30万円(条件によっては60万円)が上限となっています。
また、条件は「対象となる省エネ改修をひとつ以上行うこと」、というハードルの低さもポイントです。
例えば、内窓をひとつ取り付けただけでも条件を満たします。
そして、同時に行なう対象となるその他の工事に対しても補助されます。
ただし補助額の合計が5万円を超えることが必須条件となる点には注意が必要です。
例えば、給湯器の取り替えを含む浴室リフォームを行った場合、
A .省エネリフォーム
・高断熱浴槽 2万4000円
・ガス給湯器(エコジョーズ) 2万4000円
・節湯水栓 5000円
B .その他のリフォーム
・浴室乾燥機 2万円
・手すり 5000円
・段差解消 6000円
この場合、8万4000円の補助金が受け取れます。
★「こどもみらい住宅支援事業」 リフォームでのポイントまとめ
・住宅エコポイント」と言われている制度の最新版
・リフォームに関しては世帯・年齢制限なし
・ポイント還付ではなく今回は補助金(現金)
・リフォームの場合、原則30万円が上限
・条件は「対象となる省エネ改修をひとつ以上行うこと」、というハードルの低さもポイント
・ただし、補助額の合計が5万円を超えることが必須条件
※申請期間は遅くとも令和4年10月31日までとなっていますので、これ以前に工事完了しておく必要があります。
また、542億円の予算に達するとこれ以前に締め切りとなります点はご注意ください。